《MUMEI》

塁羅が落ちた所は床がへこんでいた。


ラルンは涼しげな顔で、床に降り塁羅の所へ歩いて行った。


こんな所を勳羅
が見たら
泣きながら塁羅の所へ
走っていくな


ラルンは、床に仰向けに倒れている塁羅を見た。


しかしその瞬間


塁羅は両手を頭の隣につき、思いっきり力をこめ飛び、ラルンの顎を上に蹴り上げた。


そのまま半回転し、腰を降ろした状態で高く上に飛んだ。

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