《MUMEI》 ラルンは何もなかったというように、すっと立っている。 「成長しましたね塁羅、かかと落としの時、三叉槍で庇い急所を免れたんですね。」 「うんまぁ、でもラルン、油断しすぎじゃない?」 「そうですね、ちょっと油断しましたね。 でも塁羅、最後の方は棒の方ではなく槍を突き刺すべきです。」 「あぁ……、うん…。」 塁羅は下を向いた。 「まだ躊躇いがあるんですね。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |