《MUMEI》

その頃
紫吾と綺嘉たちは…


未だに
チェスのけりが
つかないでいた。


「なぁ、もうそろそろ止めにしないか?」


『逃げるのか?』


「いやそうじゃねぇけど、ぜってぇケリつかないぜ。」


『それはどうかな。』


「はい?」


『チェックメイト。』


「えっ!!!俺負けたのか…。」

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