《MUMEI》

三叉槍はそのまま、床に突き刺さった。


その後ドンと音と共に床に穴が開いた。


塁羅はすぐに、ジャンプし床に降り、ラルンに斬りかかった。


ラルンは槍が3本に分かれる付け根を、手で払い交わした。


塁羅は槍だけではなく、三叉槍全体に赤紫色に灯した。


ラルンがさっきと同じように、手で払いのけた瞬間、ラルンの手が弾き飛ばされた。


「塁羅は、いい考えです。」


塁羅は息を切らしているのに、ラルンは涼しい顔をしていた。

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