《MUMEI》

その手は、ピンと伸びていて今にも首が跳ねそうだった。


塁羅はラルンの体の上に乗っている状態だった。


「はぁ、はぁ、はぁ…。」


「私の勝ちですね。」


塁羅は三叉槍を床に刺したまま、消した。


ラルンも手を首もとから離した。


「強くなりましたね、でもまだまだ体力が足りませんね。」


「はぁ、はぁ、うん…。」

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