《MUMEI》 光輝「ちょ;待て;;」 しかし俺の言葉は届かず、奏は襲い掛かってくる。 光輝「くそ;;どうすれば;;」 俺は奏から逃げながら必死に考える。 しかし、奏の動きはすばやく、避けるのが精一杯で考える暇が無い。 まだ能力を使う気配すら見せない。 どうやらかなりなめられていると思う。 でもその状態ですら並みの人間の身体能力を超えてるので下手をすれば本当に殺される。 光輝「…どうすれば…」 ……まてよ…? 操り人形…マインドコントロール… つまり…その主を倒せば… …これは…いける!! 奏の攻撃を避けながらその主であるドウラのもとへ向かう。 光輝「てめぇを倒せば万時解決だ!!」 ドウラ「しまった;;」 そして未だに持っていた念じれば2cmの刃が出てくるナイフを取り出し、ドウラに切りかかる。 光輝「終わりだ!!」 ドウラ「……な〜んてね!」 ドウラがそういうと奏がドウラを庇う。 光輝「な!?;;」 ドウラ「これくらいのこと想定してないとでも思ったのかい?」 光輝「………チッ…」 ドウラ「何事も最優先は私の命だよ。 彼女には私を守るようにしてるんだ。 つまり…彼女を戦闘不能にするか何かしないと私には指一本触れることすらできない。」 光輝「てめぇ…卑怯だな。」 ドウラ「勝負の世界には卑怯もへったくれもないんだよ。」 どこかで聞いた台詞だな… ただ……ものすごくムカつく… さっさとこいつをぶっ潰したい。 でもそうするためには…奏を… 一体どうすれば… 前へ |次へ |
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