《MUMEI》 施設脱出…こんな変装で 見破られないかしら?… ノラは 不安だった。 だが、ホールへ行くと沢山の ノラと同じ様な 衣装のオバサンが 待っていた。 コニカは 「施設訪問ツアーの皆さん、待たせて すみません、迷子の 方が 到着しました。さあ、施設を 出発しますよ。」 「さあ、あなたも 早く 皆に 交ざって 帰りなさい、もう迷子にならないでね。」 とノラに 言って 背中を押した。 ノラは コクンと 頷き、コニカに お辞儀して オバサン達の群れに 紛れていった。 その背中を 見送り 門が 閉まるのを 確認して コニカは 踵を返して 院長室へ 向かった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |