《MUMEI》 「───────」 「ナギ‥?」 「ぅあ、ごめんっ‥」 さっきの声‥ 優しくて 力強くて‥ 何ていうか─── 元気を もらったような そんな気がする‥。 「ナギ〜」 「ねぇ、ドロシーちゃん」 「何デスか?」 「あたし───ユメ叶えてみせる。絶対」 「ナギ‥?」 「希望を捨てない限り、ユメって叶えられるんだもん」 そしたら ドロシーちゃんは ニッコリ 笑った。 「そうデスよ〜」 「よしっ、頑張らなきゃね」 「でも、その事‥誰に聞いたデスか?」 「シフィルちゃんが言ってたの。それに──」 「?」 「ううん、何でも」 「秘密デスか?」 「うーん、ええと──あのね、あたし‥」 前へ |次へ |
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