《MUMEI》

「ただいま〜」

戻って来たら‥

薪を燃やして

その上に置いた

大鍋の中身を

シフィルちゃんが

かき回してた。

「わぁ、美味しそ〜」

「もうすぐ出来るで待っとって。ほら、チビちゃんも座り」

「だからぁ、ボクはチビちゃんじゃないデスってば」

「まぁまぁドロシーちゃん」

「〜〜〜〜〜‥」

「何してるんだ、お前ら」

「あっ、エリオルくん、もうすぐゴハンだよ〜」

「‥分かってるよ、そんな事くらい」

「あ‥、あは、ごめんごめん‥」

何か

楽しいなぁ。

あたし

ココに来て

良かったのかも。

だって───

こんなに

不思議な

楽しい毎日を

過ごしてるんだもん。

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