《MUMEI》

塁羅はゆっくり目を開けた。


部屋は暗く、ベランダの方から夕日が流れこんでいた。


塁羅はゆっくり起き上がった。


綺嘉、紫吾はいなく、塁羅だけが部屋にいた。


「2人ともどこに行ったんだろう。」


塁羅はベッドから降り、立ち上がった。


「痛っ…。」


塁羅は痛さでベッドに座り込んだ。

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