《MUMEI》
施設崩壊
「な、何が 起きたんだ、キサマ 何をした?」


「施設内に 爆弾を 仕掛けて 置いたよ。一緒に 罪を 償おう。逃げられないよ。」

白の院長は にっこりと 微笑んだ。


《ズガァァ〜〜ン!》銃弾は 白の院長の 額を 撃ち抜いた。


《ドカァァ〜〜ン》
《ドカァァ〜〜ン》
大きく揺れ、建物の 天井が 落下する。


ガラガラカラ…ズズ〜ン…
施設全体の 崩壊が 始まった。
モウモウと土煙を上げて 跡形もなく 崩れ落ちた。


土煙が 治まった後には 丸い 透明な 球体に 包まれた 黒の院長が 浮かんでいた。


…ふふふっ 残念だったな、白の院長、私はまだ 罪は 償えそうにないよ、あははは…

黒の院長の 高笑いが 瓦礫の上で 響いていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫