《MUMEI》 ユウ「ユウ。」 ノラは 彼を呼んだ。 ノラは 彼に ユウ と言う名前を つけた。 「なあに?ママ。」 ユウは 走って ノラの側へ来た。 彼と同じ笑顔で ノラを 見つめる ユウ。 愛しさから 思わず 抱き締める。 この幸せな 日々が 長く続けば いいのに…。 彼女は すぐ来るであろう 災いを 憂えた。 いけない、私が しっかりしなければ、ユウの為にも。 決意を秘め、ユウに 話かける。 「ユウ、たまに 魔法の力 使っちゃうでしょう?」 「うん、僕の中にいる子が 使え!って 言うんだ。僕は 嫌だって 言うんだけどさ。」 そう言って 無邪気に 笑う。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |