《MUMEI》

ドウラ「…どうやら邪魔が入ったようだね…
   まあ想定の…範囲内だね。」

ジロム「おや?
   確か君は前にあったことはないか?」

ドウラ「冗談はよしたほうが……貴様は!!」

光輝「知り合いなのか?」

ドウラ「何故…[凶戦士]がいるんだ!?」

光輝「凶戦士?」

ジロム「私の昔のとおり名のようなものだ。
   まあ私は能力者ではないので意味はないのだがな。」

フィーラ「まあ話はそのへんにしといたほうがいいんじゃないですかにゃ?」

ジロム「おっとそうだな。
   まあここで会ったのも何かの縁だろう。
   大人しく捕まってもらおう。」

ドウラ「させないよ…」

ドウラはそういうと檻のようなものがジロムとフィーラの前に現れる。

ジロム「…何のつもりだ?」

フィーラ「なめてるのかにゃ?」

ドウラ「ふふ…
   この檻はね…
   [完全鉄壁]の魂を使わせてもらったものだよ。」

魂って事は…

殺したってことか?

ジロム「ふむ…
   奴が死んだという情報は耳にしていたんだが…まさかあんたらにな…」

フィーラ「………」

正直その完全鉄壁とやらが何もんだか知らないし…話についていけない…

ドウラ「まあそういうわけだから…
   そこでこの男が殺されるところを黙ってみているといいよ。」

ジロム「何だと?」

ドウラ「じゃあ奏ちゃん。
   もうそろそろ殺しちゃっていいんじゃない?」

奏「了解しました。」

奏はまたさっきの詩を歌う。

光輝「く;」

また動けなくなる…

そしてそんな俺に奏はゆっくり近づいてくる。

これって…俺の所為だよな。

もう…だめなのかな…

でも…怖くなくなってきた…

今なら…覚悟は出来てる。

光輝「…殺せよ…」

奏「!!」

一瞬奏の表情が変わったように見えた…

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