《MUMEI》

*+*




「ねぇ、彗‥」

「?」

「また‥いなくなっちゃうの?」

あたしが

彗の服の裾を

引っ張って言うと

彗は

微かに

悲しそうに

笑った。

「希、覚えてる?」

彗は

あたしの

涙を

拭いてくれてから

あの日

あたしに

言ってくれた

言葉を

囁いた。

どんなに

遠く離れても

ココロは

きっと

繋がってる

そしたら

安心しちゃって‥

また

涙が

溢れてきた‥。




*+*

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