《MUMEI》









「フゥ…」





――と、子猫は安心したように息を吐くと




……俺の膝の上で眠ってしまった。









――なんだ。
そんな簡単な事だったんだ。



心から愛しく優しく接すれば安心して傍にいてくれる。





そしてそんな子猫に対し、俺は…
とてつもなく安らぎを感じた。








――俺は今までそんな簡単な事に全く気がつかないできてたなんて…――――――。













前へ |次へ

作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ

携帯小説の
(C)無銘文庫