《MUMEI》 「ハッ…ァ…ッ…ン…」 私は、息が上がり涙目になった。 「ご…めんね…も、ちょっと…」 もう無理と訴えたかったが、私は喋れる状態では無かった。 「…ッ…!」 俊彦が慌てて手を離したので、私も慌てて顔を上げたのだが… 大量の俊彦の精液は、そのまま私の顔面にかかってしまった。 「わ、待って!蝶子」 私はそれを反射的に手で拭こうとして、俊彦に止められた。 「俺がやるから、じっとしてて」 俊彦は何度も『ごめんね』と言いながら、私の顔をティッシュで優しく拭いてくれた。 それから、私は、洗面所で顔を洗った。 「お陰様でスッキリしました」 ベッドの上で相変わらず正座している俊彦は、戻ってきた私に深々と頭を下げた。 「いえいえ…」 思わず私も敬語になった。 そして、顔を上げた俊彦と顔を見合わせ、思わず笑ってしまった。 「俊彦は、動き、早くて、…激しいのが…好き?」 「…です。エロエロですみません…。 もう、本当に…蝶子の可愛さに、理性が負けます」 私が赤くなると、俊彦は、ガバッと私に抱きついて、『早く火曜日になれ!』と叫んだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |