《MUMEI》
追加注文
パンケーキを

平らげた後‥

彼は

まだ

物足りないのか

コップの水を

飲み干すと‥

「ねぇ」

と話しかけてきた。

「もう1個頼んでいい?」

「あ、ああ」

凄い

食欲だな‥。

どれにするか

と尋ねると

「えっとね〜、うーん‥」

メニューを見つめて

ひたすら唸る。

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ん?」

「っ、な‥何でも無い」

何だか‥

悩む姿までもが

愛らしく

思えてくる‥。

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