《MUMEI》
涙腺操作
喫茶店を

出た後‥

私は

彼に連れられるがまま

歩き通しを

余儀無くされていた‥。


「ねぇ、次はどこ行く?」

「!?」

まだ

その手を

放さんつもりか‥?

「もう散々に歩いただろう‥?」

すると‥

彼は

俯いた。

「ボクの事‥嫌い?」

「‥な‥‥‥‥」

そんな潤んだ目で‥

見るな―――っ‥。

「」

「わ、私はお前を嫌っている訳では無い‥が‥」

「じゃ、行こっ」

「‥‥‥‥おい、ちょ‥」

さっきの

あの目は‥

一体

何だったのだ‥?

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