《MUMEI》

「ラルンさん、ご指導ありがとうございます。」


『色々指摘下さったお陰でずいぶんと成長しました。』


「いえいえ、これは2人の才能があるから成長が速いんです。」


「ありがとうございます、ラルンさん。今度はラルンさんとお手合わせしたいもんです。」


ラルンは笑うだけで、綺嘉に対し答えなかった。


『それより、小腹が空いた。何か甘いもの。』


紫吾は塁羅に向かって言った。

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