《MUMEI》

「勳羅は?」


「俺のために作ってくれるの、ありがとう塁羅〜。」


勳羅はぎゅっと塁羅を抱きしめた。


「俺は塁羅が作ってくれたものなら、何でも食べるよ。」


塁羅は心の中で思った。


だったら
僕のために毒キノコを
食べてと。



まぁ本気では
思っていないけど


「ラルンは?」

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