《MUMEI》

塁羅の顔はすごく安心した顔をしていた。


ラルンは塁羅の顔を、黙ってみていた。


塁羅は魔法でケーキを切り、皿に分けた。


「勳羅の所に、持って行かなくちゃ。」


「塁羅、私が持ってきます。」


「いいの?ありがとう。」


ラルンは自分のケーキと、勳羅のケーキを持った。


「あれ?ラルンさん、ここで食べないんですか?」

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