《MUMEI》 「ラルンか、いいよ中に入って。」 ラルンは器用に片手で皿を2枚持ち、空いた手で扉を開けた。 「塁羅のケーキが完成したぞ。」 勳羅は椅子に座っていた。 「塁羅のケーキ〜。」 と言いながら、振り返った。 「あぁ。」 ラルンは勳羅にケーキを渡した。 「う〜ん、レモンが良い香りだな。」 前へ |次へ |
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