《MUMEI》 「いや間違いじゃないよ。もしかすると塁羅が大怪我するかもしれない。 でもあの2人なら、塁羅を救ってくれそうな気がするんだ。」 同じ辛い過去を 背負った2人なら 勳羅は空になった皿をデスクの上に置いた。 「しばらく様子を見ようじゃないか。」 ラルンは何も答えなかった。 少し時間が立ってから、塁羅のケーキを食べ始めた。 食べてる最中に、小さく美味しいと呟いた。 勳羅はその小さな声を聞き逃さなかった。 前へ |次へ |
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