《MUMEI》 小心者この少年‥ この少年は 本当に 私より 年下なのか‥? 「ん?」 「い、いや何も‥」 私は 完全に 丸め込まれていた。 彼は 実に楽しそうに 時折わたしを見上げて ニッコリと 笑う。 その度に私は‥ 妙な感覚を覚える‥。 本当に 妙だ‥。 ‥いや 今は それよりも‥ 「───────」 自分の 気の小ささに ほとほと 嫌気が差してきた‥。 前へ |次へ |
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