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《MUMEI》 俺と哀ちゃんが 話してると、保が 近寄って来た。 「おっ 鶴ちゃん 珍しいな〜、これ、差し入れするね〜。」 と カクテルグラスを 置いて行った。 俺の横を 通る時、小声で、「協力したからね〜。」と 笑って言った。 俺は その言葉の 真意が分かり、グラスに口を 付けてる 哀ちゃんの グラスを 取り上げた。 …あっぶね〜な。強いカクテルなんて 呑ますなよな。女の子に…まだ、一次会だろ？ …バッタ〜〜ン！！… 「はい？」 振り向くと、倒れてる哀ちゃん。 …あの、もしもし？呑んでませんよね？ちょっぴり 口を付けただけですよね？… …保ぅ〜、 俺は 無言で睨んだ。 保は 顔に 縦線が 入っていた。 前へ |次へ |
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