《MUMEI》
囚羊
「ねぇ、お願〜い」

「な、お前‥」

「苺、ボクの事好きなんでしょ?」

「っ‥」

今の彼は

まるで‥‥‥

まるで

獲物を仕留めた

狼のように見える‥。

「苺〜、ねぇってば聞いてる〜?」

聞いているも何も‥

あまりに

唐突過ぎて‥

良く

理解出来んのだが‥。

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