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《MUMEI》 自転車を集合場所まで走らせる。 私服に着替え、誰だかわからないぐらいに変装するのに何と1時間もかかってしまった。 おかげで集合場所に来たときは蓮にこっぴどく怒られた。 「てめぇ。なに寄り道してんだよ!?」 「ごめん。てか、蓮もすごいね。」 蓮の服装はいつもの蓮は髪はぺしゃんこなのにピンピはねている。 服はダボダボ。腰パンにサングラスまでしている。 「カッコイイだろ?」 「うん。すごい。」 いつもと違う蓮を見てポーっと見てしまっていた。 「もしかして、惚れた?」 この言葉でわれに帰った私は首を大きく横に振った。 「バッカじゃない!」 クスクス笑う蓮に余計に腹が立ってきた。 ちょっとでもカッコイイって思った私がバカだった。 「よし。尾行始めるか。お前のせいで遅くなってるんだから。」 私は栄ちんの家に向かう。 さすがに1時間たっているのだが、仁君と栄ちんは別の町に住んでいる。 自転車で15分というところだ。 とりあえず、近くのショッピングモールに行く事にした。 前へ |次へ |
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