《MUMEI》
女刑事〜洋平・美樹side〜
「おい、三浦。何だその二人は!?」


洋平と美樹が車に乗ろうとした時、中から何とも気の強そうな女の声が聞こえてきた。


「部外者なんか乗せんじゃねぇよ。それともなんだ、コイツら何かやらかしたのか?
だったら少年科にでも任せて…」

「ちょっ…!違いますよ!この子たちは…」


三浦と呼ばれた新米刑事は、かなり焦った様子で、さっきの洋平とのやり取りを聞かせる。


「ふ〜ん。あんたも偉くなったもんだねぇ?
先輩である私を待たせた上に、そんな勝手な約束をするなんて。」

「す、すみません…」


三浦は男にしては小柄な方なのだが、怒られている事で更に縮こまり、小さくなった。

洋平と美樹は、そんな三浦が不敏に思えて仕方なかった。


「あの…やっぱ俺達遠慮しておきます。なんか迷惑っぽいし…」


洋平が怖ず怖ず応えると、パンツスーツをビシッと着こなした女性が車から降りてきた。


「ちょい待ち!!」


彼女はそう言うや否や、立ち去ろうとする二人の肩をガシッと掴んだ。

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