《MUMEI》

「よいしよっと。」

哀ちゃんを ベッドへ 寝かせて、俺は ソファーで 一息つく。

そのまま 寝てしまったらしい。


…ガタガタッ バッタア〜〜ン…


「なんですかい?」
俺は 飛び起きた。


時刻は 深夜2時〜
俺ん家で ゴミ箱に 蹴躓いてる 女の子が 一人(笑)


「な〜にしてんのかな?」


「あ。あの…ご迷惑をかけたみたいで、後日 お礼に伺います。今日は 失礼します〜。」
ぶつけた足を 引き摺りながら 玄関へ向かう。


「ちょ〜と、待った。」
俺は 彼女を 引き留めた。

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