《MUMEI》
ミダイの悪巧み
「え〜い、誰か おらぬか?」
ミダイは ヒステリックに 叫んだ。

暫くして、手下Aが やってきた。
「なんですかぁ〜?」まったくやる気なし。


「あの白雪姫を 騙くらかして、姥捨て山に捨てて きとくれ!」

…楢山節こうですか?…
「でも、あそこは、ミダイさん位の年寄りしか 入山出来ませんよ、ピチピチの白雪姫は 入れません。」

手下Aは 一言多い。
さらし首、決定!


手下Bが 呼ばれた。
彼は、お金を貰うと、そのまま 逃げた。

手下Bは、ズル賢い。磔、獄門 決定!


ミダイさんは、手下に恵まれない。哀れを誘う。
しかし、話が 進まないので、手下C、頼んだぞ!君が頼りだ!


かくして、手下Cは、仕方なく、白雪姫を、焼き芋で釣り、樹海へ誘い込んだ。


芋に 目が眩んだ、白雪姫。

「ふう、食った、食った。」

…ところで、ここは何処?城は どっちかな?…

トボトボ 歩いていると、小さな家が 見えた。

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