《MUMEI》
タヌキのお宿
鍵を壊し、勝手に 入る 白雪姫。
…不法侵入である。


♪ハイホ〜ハイホ〜腹鼓打って、陽気にやろうよ、ハイホ〜ハイホ〜♪

可愛らしい歌声が 家に 近付く。

小さな影達は、人の気配に、身を潜める。


中を覗くと、ウサギをさばく、スプラッタ白雪姫。血だらけである。

「ヒイィィ〜!!」
7つの影は 竦み上がる。
彼らは 小さなタヌキだった。

「喰われる。絶対!」
7匹は 人間に化けた。
「いいか!尻尾を出すなよ。」


七人は 家に 入った。
「あら、お帰り!」
ってか、白雪の 家じゃないし…

「ウサギ汁が あるわよ、本当は タヌキが 狩れれば 良かったんだけどね。」

…ヒィィィ〜!!!…七人は 失神しそうだった。

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