《MUMEI》
食い意地の張った彼女
ウサギ汁を たらふく食った 白雪姫は、イビキを かいて眠っています。


七人のタヌキは、ひそひそ話を 始めます。

「ねえ、どうする?僕たち 喰われちゃうよ。」

「どうかして、追い出せないかな?」

「あ、そういえば、隣国の 黄泉の国の バカ様…じゃなくて 若様が、樹海に 遠足に 来るんだって。」

「で〜、白雪姫を お持ち帰り して貰おうよ。」

「いいね、それ!早く 若様、来ないかな?」

七人は 若様を 心待ちにしました。


一方、ミダイさんは、樹海で、楽しく?暮らす、白雪姫の噂を 聞いて 面白くありません。


…毒入り焼き芋を 作り、自ら、焼き芋売りに 化けて、白雪姫の 所へ 出掛けました。


「焼き芋〜美味しい 焼き芋は いらんかね〜?」

…スドドドド〜!!
物凄い スピードで 白雪姫が やって来ました。


ミダイさんは 身の危険を感じ、焼き芋を 置いて 逃げました。


「焼き芋〜、ラッキー♪ 」
白雪姫は ガッツキました。

「うっ…、苦しい。」
白雪姫は、毒ではなく、喉に 芋を 詰まらせて 死んでしまいました。

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