《MUMEI》
毒ガス
七人の タヌキが 仕事帰りに 白雪姫を 見つけた時には、冷たくなっていました。


七人は ミダイさんの 仕業と分かり、顔を見合わせて…

「ミダイさん、グットジョブ!!」
と言いました。


白雪姫を 埋めようと した時、声が 聞こえました。

「ど〜したのぉ?」
間延びした声。
黄泉の国 の若様でした。

「白雪姫が 死んだんで、埋めるとこなんです。」

「僕も 手伝おっか〜。」

「ぜひ、お願いします。」


皆で、白雪姫を 持ち上げた時〜

… プウウゥゥ〜!…
白雪姫の 毒ガスが 出ました。


足を持っていた、若様は もろに 浴び、気を失いました。

あやうし、若様。

ところが、白雪姫の 毒ガスの お陰で、ネジの緩んだ 若様の 頭は、閉められ 聡明な 若様に なりました。


若様は 喜び、白雪姫を 嫁に 貰うと、黄泉の国へ 連れて帰りました。


大喜びの 七匹の タヌキ。

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