《MUMEI》
幼稚園時代 2
そのころ点字を読むのが大嫌いだった私は、うまく読めないと点字カードを投げたり折ったり丸めたり。全くやる気がありませんでした。
文字なんて小学生になってから覚えるものなんじゃないかなと思っていたのです。
しかし、周りの子たちが読めるようになってきているとやはり焦るもので〜少しずつ努力するようになりました。そしてどうにかこうにか濁音以外のものを読めるようになりました。
お父さん、お母さん、幼稚部の先生、迷惑かけてごめんなさいっ!
今では沢山本を読むようになったのだから不思議なものですね。
そのころからピアノも習い始めました。女の子の友達がやっていてかっこよかったからです。
先生は時に厳しく、そして時に優しく丁寧に教えてくださいました。
私のやる気が失せていても一生懸命やる気をおこさせてくださいました。
6年ほどでやめてしまいましたが、今でも素敵な思い出ですし、先生に会って即興で何か弾いてみたいです。
こうしていろいろあった幼稚部時代は幕を閉じました。

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