恐怖心 - 無銘文庫

《MUMEI》

恐怖心

彼を探し始めて

暫く経った時だった。

「！」

な‥っ。

「だっ‥誰だ‥！」

誰もいない‥。

気のせいか‥。

「！？」

何だ‥

犬の遠吠えか‥。

私は

何を

恐れてばかりいるんだ‥？

一刻も早く

彼を

見つけ出さねばならんというのに‥。

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