《MUMEI》
無事保護
「苺〜」

「‥‥‥‥‥?」

自分の部屋だ‥。

彼を助けてから

私は

どうしたんだ‥?

「苺ってば道で寝てるんだもん、ビックリしたよ〜」

「道で‥?」

どうやら‥

私は

眠ってしまったらしい。

だが‥

どうして

私が今

ここにいる‥?

「苺の事、ボクが運んで来たんだからね?」

「お前‥が‥?」

なるほどな‥。

ならば

私が今ここにいる理由も

お前が私の傍らにいる理由も

全て納得出来る。

「もうあんな所で寝ちゃダメだからね?」

「お前‥」

そうか‥

お前は

何も覚えていないんだな‥。

まぁ

その方がいいだろう。

何はともあれ‥

無事で何よりだったな‥。

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