《MUMEI》
驚き
「な、お前‥」

ひなたが

私に

おぶさっていたのだった。

「おい、こら‥」

だが

起きる筈が無い。

「‥‥‥‥‥‥」

又しても

私は

彼を

おぶる羽目になった‥。

「いちご‥───」

時折

私の名を呼ぶのだが‥

どうにも

くすぐったい気持ちがしてならない‥。

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