《MUMEI》

結局……


お風呂に入っても、

歯を磨いても、

布団に潜りこんでも……


頭の中からゆうこちゃんのことが離れなかった。

あの白く透き通った歯を遠慮がちに見せながら、クシャっと笑うゆうこちゃん。

その笑顔は一瞬のうちに私を捕らえ、離さなかった。





それから一週間、私は知らぬ間にふと、あの笑顔を思い出しては顔をにやけさせていた。


そして、そんな自分の気持ちが自分でもわからなくなり、困惑した。


今までの人生の中で経験したことのない感情………。


驚きを隠しきれないのと同時に、会えるのを心待ちにしている自分がいた。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫