《MUMEI》
寄宿舎へ
小学六年の時私は一つの決断をしました。
家は近いけれど親から離れて生活してみよう、そろそろ洗濯や掃除も覚えたい、と。
そこでその年に寄宿舎に入社しました。
二年生の時体験していたこともあり、そんなに緊張しませんでした。仲間もほとんど知ってる人だったしね。
そこは建て替えられたばかりで新しいにおいがしました。
部屋は私を入れて三人。そのうち一人とは同じクラスでしたので安心しました。このころ私のクラスは女子四人と男子二人の計六人になっていました。
生活は楽しいこともあればもめることもあり波瀾万丈でした。
そのストレスからか家に帰ると親に反抗したり機関銃のようにしゃべり倒したりしてました。
寄宿の生活の中ではまったのは手紙交換でした。同じ部屋の子や隣の部屋の子と毎日のようにやっていました。時には書いたのを読んであげてからわたしていました。
今はもうなくなってしまったけど、やりとりしていた人たちに会いたいなあと思っています。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫