《MUMEI》 自習午後の授業も 6限目を 残すのみと なった。 授業開始の チャイムが鳴り 教室の ドアが開いた。 「??」 英語の 常賀先生じゃない。 体育の佐東先生だ。 「え〜常賀先生は 急用が出来たので、自習にします。」 「うそっ?」 私は 偶然の 出来事に 驚いた。 佐和は 私に ガッツポーズをして見せた。 自習中、佐和が 「唱が 思った通りに なったね。」と笑った。 …常賀先生の 急用って なんだったのかな?でも、ラッキーだったよ。… 放課後、佐和から 常賀先生の 急用って、先生の奥さんが 交通事故に 会ったからだ。と聞いた。 私は 軽い 罪悪感を 感じた。 佐和に 話すと、唱のせいじゃないよ。と 相手に されなかった。 …そうだよね、私に そんな力なんて ないし…。 私は 深く考えるのを 止めた。 前へ |次へ |
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