《MUMEI》
甘い時間
「さてと、片付けるか。」

「あ、私が…」
慌てた 哀ちゃんが 俺の方へ 倒れかかって来た。


「おわっ!」
俺は 咄嗟に 彼女が倒れないように抱き締めた。

不意に、溢れだす、
…愛しい気持ち…


俺は それなりに 女の子と 付き合って来たし、そんな関係に なった事もある。


でも、全く 違う 感情。大切に、守ってあげたい。


「あ…の…?」


俺は 彼女の 顎を 指で 持ち上げて そっとキスをした。


「ん…」
彼女の 口から 吐息が 洩れる。


その後 甘い時間を 二人は 過ごした。


そんな 俺達を 影で 見ている 人物が…


影の人は 肩を震わせ、怒りのオーラに 包まれている。


また その影の人を 見つめる 二つの 影。


こちらは 不安そうに
見ている。

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