《MUMEI》

俺の事が『好き』で、しかも”大好き”とまで言ってくれた…。


「そんな事…ねぇよ…すげぇ嬉しいぜ///」

そう言うとかなたの動きがピタッと止まり、あの大きな瞳を更に大きく見開いて俺の方を向いた。

「キライじゃねぇよ…お前の事」

そう言ってかなたの頭を撫でながら、その手を背中に下ろしてく。

「あっ///」

かなたはその手に驚き身体をビクッと震わせると、頬を真っ赤に染めながら俺を見つめてきた。



気持ち良かったキスを、もう一度繰り返す。


今度はかなたからじゃなく、俺から。


唇を重ね、息が交わるくらい舌を絡ませ合い、お互いの身体を撫で合って、かなたの寝巻きを上にずらして、素肌に触れる…。


こうなる事を一番期待してたのは…俺の方だったのかもしれねぇ…。

お前に先に告らせたりして…ずるいのは…俺の方だよな。



脱がしたのはいいけど…男同士ってどうやってするんだろう。

ベッドの上で裸にさせたかなたの身体を撫でさすりながら、首筋にキスをする。

「んぅ…///」

くすぐったそうに身をよじる、その姿が可愛いくてソソる。

(女だったら…こう、なんだけどな)

手を胸の所に持っていくと、あるワケのない胸を撫でながら口で乳首を舐めたり吸ったりした。

「んふぅ…ふぁ…武…おっぱい///」

少し果物のように赤くなって、ぷっくりとした乳首を指でプニプニと押したり撫でたりすると、かなたは目をキュッと閉じながら少し感じているようで身体を震わせていた。

「武///…やっぱり…大きいおっぱい好き?」

そう言って潤んだ瞳をこっちに向けてくると、不安げな表情で俺を見上げてきた。

「気持ち…良くねぇか?」 

乳首って…男でも、やられる方は気持ちいいかな…と思って。

「うん…きもちぃーよ///」

そうやってニコッと微笑んでくる、その表情を快感に歪ませてやりたい…。

「あんっ///」

強くチュッと吸うと、そこにはくっきりと赤くキスマークが付いていた。


「…武ぃ///」

やっぱりどう考えても男同士でどうやって…するのか分からねぇ。

でも、なんとなくは思いつくものの…まさか。

だって挿れればいいんだからよ…でも…な。

かなたの身体撫でてキスしてるだけじゃ、いつまでたってもモヤモヤが続く。

「んっ…くすぐったいよぉ///」


俺もそろそろ股間がムズムズしてきたし…そのモノを女にするみたいに挿れられるんなら…かなたん中に挿れてブチまけちまいてぇよ///



「ねぇ…武…俺も…あのさ///」

そう言ってかなたは起きあがると、モジモジしながらリュックの方を見ていた。

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