《MUMEI》

往復する夢想と現実。

ただ、オレはもう絶望は感じていない。


オレの生きてきた世界の全てを呑み込んだ、

果てしない絶望は少しずつ消えていった。


現実を受け入れて、戦う日々を望んだからだ。

立ち向かう事に、課せられた運命がある。


投げ出したくなる事は多々ある。


何度も弱音をはいた。

それでも、

もうオレしかいないんだ。

人生の中、
同じ時間を共有してきた家族が、
運命の連鎖で離れていった。


運命はリセットされた。


この長いトンネルの向こうに、次なる人生が待ち受けている。


その時に映る景色は何色に見えるのであろうか。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫