《MUMEI》
道具
「あ……っ…はああっ………ん…くううっ」

「ヤベェよ、俊。いい画だなぁ……」

「お…お願い由自……取って…」

「もう少ししたらな♪」

そう言うと、由自は楽しそうにオレを見物し始めた。

その視線も恥ずかしいし、でも声を出さずにはいられない。

「この道具でそんなに感じるヤツ初めて見たよ」

「え………」

「んじゃそろそろ、次のを入れようか」

次!?

まだこれ以上に大きいのがあるのか?

……嘘だろ。

もうオレ………死んじゃうかも。

「………?」

由自がオレの両手を縛った布をほどき始めた。

月明かりに手首に赤く跡が付いているのがわかった。

そこに優しくキスをされる。

「由自?」

何も言わずに由自はよつんばいのままだったオレを背中から寝かせる。

「由自?どうしたんだよ」

「…ゴメン」

「何が?」

「手首」

「縛ったらそりゃあ跡くらい付くよ。仕方ないって。こういうことするなら、当然なんじゃないか?」

由自が珍しくしんみりした顔をするから、ついフォローしてしまった。

……それも作戦だと気付かずに。

「マジ!?じゃあこれからも縛っていいんだ!」

「は?」

「んじゃ本題に戻って……もっと大きいヤツ入れるからな」

由自はいきなりズボンを脱ぎ出した。

「……痛かったら背中にしがみついていいから。爪たてても大丈夫だよ」

オレの中に大きいものが進入してくる。

「あ……っ!」

腰を振りながら由自はついばむようなキスを落としてくる。

声を出そうにも、そのキスのせいでなかなか出せない。

「俊、オレの背中にしがみついて」

「え……?」

「いいから」

由自の背中に腕をまわす。

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