《MUMEI》

その日の調子は悪かった。

『国雄』のふりをした恒明が自分と同級の男と口付けをしていたのだ。

自分が不道徳な行動を取っている所を目撃した。

気分が良いはず無い。



そして火を放ちに行く。

燃え上がる炎と共に消したはずが苛立ちが腹の底に渦巻いたままであった。
遂に、ぼろが出た。

兄と鉢合わせたのだ。
咄嗟に逃げ出したがそこで平静を取り繕えば良かったのかもしれない。

家に二日帰れていない。

人殺しなのだ。
帰れるはず無い。

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