《MUMEI》
伊藤視点
さっきから裕斗が露骨にむくれているのが楽しくてならない。



てかさ、いくら加藤君のお袋さんが綺麗だっつったって所詮デかい子供のいる…



子供を産んだおばさんだ。



それにこの人は商売柄俺を持ち上げているだけだし俺もまたそれに乗っかって他愛もない世間話しているだけだ。




しかし何やら携帯をじっと見つめたまま裕斗が動かなくなってしまった。
ちょっと気になって俺は話かけようと口を開きかけた時



「――――秀幸」



「え?はい…」




何だかただならぬ雰囲気。




想いつめ今にも泣きそうな裕斗……。




「あの〜…、――女将さん……」




裕斗と視線を合わせたまま俺は名前ではなく女将さんと言った。

遊びは…もうおしまいだ。




「―――はい、ごゆっくりしていって下さいね、お風呂も沸いていますから…、それでは何か有りましたら電話して下さい」



と言い、恐らく一目見て俺達の関係を初めから察しているこの人は、俺だけに聞こえるように『意地悪はもう終わりにしましょう?』とまあ…やっぱり俺の感は当たっていて、バレバレだったみたいで…




もう一度ごゆっくりと言い残し、優雅な動きで部屋を出ていった。





「拗ねんなよー…」

後ろから抱きしめてすべすべの項に唇を押しあてる。



「俺が愛してんのは裕斗だけだよ?―――なあ、やっぱあの布団使おうぜ、抱かせろよ…」



シャツの上から乳首をギュッと摘むと、はぁ…と甘く息を吐き俺に甘える様に寄りかかってきた。



そしてそのまま手を股間に滑らせ円を描く様に撫で回してやると
少しの間じっとしていたが、突然力強く手を押し退けてきた。



「秀幸…、秀幸ぃ!寂しかったよーッ!」



くるっと俺の方を向いた裕斗は今にも泣きだしそうで…、がばっと膝立で抱きついてきた。






「―――ゆうちゃんは可愛いな…、どんな豪華な飯よりここが一番うまいよ」


「はぁぁ、もう…、
キモチイイよぉ…」


四つ這いにし、腰だけを高く上げさせ密部を痛い位左右に割りながら穴を愛撫してやる。


硬く尖らせた舌でわざと音を発てて吸い、舌を突っ込んだまま、ぐるりと入り口をえぐってやると


「ぁはあ…、ふぅーン…足りないよぉ〜」


腰を揺らしてオネダリが始まる。


「布団でしよう?
ココいっぱい可愛がってあげるからな?」




「―――ぅん…、――――…ぁーん……」

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