《MUMEI》

数時間前のこと


塁羅たちはまだ、起きたばっかしで部屋にいた。


塁羅は長い髪をとかしていた。


「なぁ塁羅、髪が長いと邪魔じゃねぇ?」


「そんなことないですよ。」


「なんで長くするんだ?」


「なんでって…。」


塁羅は髪をとかすのを止め、下を向いてしまった。

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