《MUMEI》
「ぶっ!アハハハハっ!ひでゆきぃ〜!もう止めてよ〜!!」
「こら笑うな!し、しまるっっ!!」
笑い声に合わせて腹筋が動いて中も動いてしまる。
「だって昨日の夜もプロポーズしたじゃんか〜!秀幸はどんだけ俺が欲しいんだよ〜」
「バカヤロウ!何回したっていーじゃねーかよ!
てかどうなんだよ!?くれんのかくれねーのかどっちなんだあ!!」
「だから〜、おむつかえてやるって言ってんじゃん!よ〜く拭いて清潔に保ってやるよ」
「俺はな〜、ゆうちゃんからロマンチックな返事貰うまで毎日でもプロポーズすっからな?
てかこれからは手だって何だって何処でだって繋ぎまくるし、暇さえありゃ〜べったり張りついてやる!
お前の親にだって挨拶行っちゃうからな!
てかな。もう俺のマンションで一緒に暮らすからな!」
「…え………」
笑ってた顔が一変して泣きそうに歪みだした。
そして俺の首に腕を回しぐっと首筋まで引き寄せた。
「―――ゼってー俺がおむつかえてあげるから…」
「―――だから他に言い方ないのか」
「――ない」
「―――なんで…」
すると裕斗は俺の耳元に甘く甘く囁いてきた。
「だって、毎日プロポーズして欲しいから」
もう…はあ……
――完敗です!!
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