《MUMEI》
相原
「相原ん家の病院に 入院したって…相原が…。警察も来て 佐和 連れていかれたって。」


担任は 「とにかく 皆 騒がす、その事は むやみに 口外するな。」と 諭した。


…相原の奴、許せない。
私は 怒りに 震えた。

…ズキンズキン…
頭が 疼いた。


HRが終わり、私は 相原の教室を 目指した。


「ちょっと、相原!」

相原は 貴士に まとわりついている。


「なによ、怖い顔して?」


「人の事、アレコレ、噂流して、最悪な女だね。」


…頭が痛い、ズキズキする…気分が悪い。


「相原の 心は 醜いよ、あんたなんて、醜い姿になっちゃいな!」


「唱?」
貴士が、その場に 居た皆が 驚いた。


だって 普段の 私は そんな事 言わないのだから…


その時の 私は 怒りと頭痛に 支配されていた。


…アイハラ ナンテ ミニクイスガタニ ナッチャエ!…

私は もう一度 呟いた。

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