《MUMEI》

「蓮。お待たせ。」

「遅いぞお前!」

「ごめんごめん。どうしたの?」

蓮が指差す方向には、

「仁君!しかも彼女付き!」

「アイツが誰か分かるか?」

首を横に振る。

「真鍋沙希だ。」

真鍋沙希。

真鍋沙希は隣のA組みの人で、とっても綺麗で頭がいいが、

彼女の本当の正体を見た事がない。

「真鍋沙希って。栄ちんじゃないの?」

今度は別の指差す方向を見た。

「栄ちん!!」

栄ちんが物陰に隠れて二人を見ている。

「小渕は、仁のことが気になるんだろう。
俺も知らなかったぜ。あいつに彼女いたなんて。」

私は急に泣きたくたった。
物陰方みる栄ちんの姿が、あまりにも…。

「おい。ハンバーガー食べるきだぞ。」

「入ろう。」

泣きそうになりながら答える。

「そんな顔やめろ…。」

蓮の顔を見る。

「お前の泣き面なんか…。」

「蓮…。」

「汚いに越した事ない。」

カッチーン!!

「ほら行くぞ。」

起こる暇さえない。

そんな蓮の後ろを付いて行く。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫